
人気の高い立地というのは、業種・業態によって異なります。一般的に、コンビニエンスストアなどの通りがかり来店型の店舗は、人通りが多い場所が人気とされています。一方で、エステサロンなどの目的来店型の店舗は、駅からのアクセスが良い場所が好ましいとされています。しかし、この条件に当てはまればどこでも良いかというと、必ずしもそういうわけではないようです。
駅前一等地
いわゆる「駅前一等地」というのは、おおよそ駅から徒歩2分以内の範囲で、ロータリーや出口の目の前に位置する土地のことを指すことが多いです。出店候補地としては、人通りが多く集客を見込みやすいため、ある程度賃料相場が高くても人気があります。
昼間人口
昼間人口は「ちゅうかんじんこう」と読み、昼間の時間帯にどれくらいの人口がいるかを表す言葉です。通常の人口から、通勤通学で他の地域に移動する人口を引いて算出します。昼間人口が多い地域の例として、繁華街やビジネス街をはじめとした大都市圏が挙げられます。
人の流れが重要
商業不動産における「良い物件」の指標のひとつに、人の流れというものがあります。特に店舗の場合は、平日の人通りが多いエリアであれば、それだけ来店いただける機会が増えて集客につながると言えるでしょう。しかしここで注意したいのは、平日の人通りが多ければどのような業種でも繁盛するというわけではないということです。例えば新橋や神田などのビジネス街は、平日の人通りは多い反面、住宅が少ないために休日の人通りはあまり期待できません。その業種がターゲットとする顧客によって、平日の人通りと休日の人通りのどちらを重視するかは変わってきます。
テナントにとっての「一等地」とは
いわゆる「一等地」の物件というのは、上記の通りテナント様の業種・業態によって異なります。
テナント様によって、やりたいことや優先することが違うからです。しかしどんなテナント様にしても、自身の業種・業態にとっての一等地の物件情報を集めるべく、日々動いています。
一等地物件なのか調べるには?
物件を所有しているオーナー様にとって、所有物件がテナント様にとって一等地と言えるのか気になるかと思います。そういったことを調査するには商業専門不動産が一番確実です。過去の実績をもとに、物件の場所・設備・面積などの特徴が分かれば、適した業種が何なのかがすぐにわかるかと思います。

